インプラントの費用
インプラントと入れ歯やブリッジとの違いは、インプラントは“自分の歯”とそっくりな状態にできることです。
インプラントはチタンで作られていて、しっかり固定されたいわば歯の足になります。これに人口歯を装着するわけです。人口臓器の中では最も完成度の高いものの1つに挙げられます。
そんな素晴らしいインプラント治療、気になるところが費用ですよね。残念ながら、インプラント治療には保険制度は使うことができません。
日本の場合、インプラント治療の費用は、1本あたりだいたい 20万円〜60万円。歯医者によって異なりますが、インプラント費用は医院によって様々です。
東京ですと35万円〜45万円くらいが相場です。
インプラント1本というのは、インプラント本体と人口歯を合わせた値段です。医院によってはインプラント本体のみでの値段表示をしているところもあるので、気をつけてください。
インプラント費用は、インプラントや人口歯の種類、歯科医師と歯科技工士の腕や経験、保障期間の長さ、人件費、医院の場所など、様々なことが関係してきます。
また、あごの骨がなく、骨を作る場合は”骨を作る手術”を行う為、別に費用がかかります。だいたい、5万〜50万円です。
より良い医院を選び、医師と相談しながら手術を受けることをお勧めします。
インプラントの無痛治療
インプラントは、歯の抜けた部分に人工の歯根を植えて、その上から歯を装着するしくみ。天然歯の同じ様に機能し、審美的にも優れていて、現在注目されている治療法です。
ですがインプラントは外科手術を受けることになる為、怖いや、痛そうというイメージを持つ患者さんが多いです。実際にはインプラント手術は局所麻酔下で行いますので、基本的に術中の痛みはありません。
しかし痛みを恐れる人のために、静脈内鎮静法という、無痛治療があります。これは、胃カメラや大腸内視鏡検査などにも用いられているもので、治療前に点滴によって薬剤を注入して意識レベルを落とす方法です。
これによって1時間くらいは意識レベルが下がりうつろうつろ状態になり、治療が終わるまで全く痛みを感じることはありません。患者さんの気分を落ち着かせることができ、ほとんどの患者さんが、知らないうちに治療が終わっていたと感じるそうです。痛みを嫌う人にとっては、とても嬉しい方法ですよね。
この静脈鎮静法を受けるにあたり、注意事項として胃の中を空にしておく事があります。胃の中に食べ物が残っていて、鎮静中に吐いてしまったりすると、誤ってそれを気管の中に吸い込んでしまうことがあります。それが気管や肺に入ると重大な損傷を生じる危険性があるのです。ですから絶飲絶食を必ず守る必要があります。